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日立製作所、トルコの医療機器販売会社を買収 ヘルスケア事業の強化へ

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総合電機メーカーの日立製作所(以下「日立」)【6501】は、トルコで医療機器販売と医療関連サービスを提供するKurt ve Kurt Ithalat Ihracat ve Mumessillik Anonim Sirketi(以下「クルト アンド クルト」)の株式75%を取得し、日立の連結子会社にすることについて同社と合意したと発表した。

日立は、ヘルスケア分野を社会イノベーション事業における注力4事業分野の一つと位置づけ、画像診断装置、粒子線がん治療システムなどの診断・臨床分野からITを活用したサービス、地域包括ケアなどのインフォマティクス分野まで、医療の質向上と効率化を実現するソリューションを提供している。日立では、中期経営計画で海外売上収益比率55%超(2018年度)を目標としており、ヘルスケア事業においては、現在、米州、欧州、中国、アジアの4極でグローバルに展開。また、販売網の強化を通じたグローバル事業のさらなる拡大や、付加価値の高いソリューションの拡充も行っている。

一方クルト アンド クルトは、1977年にトルコで設立され、約30年以上、日立の画像診断装置の販売を行っている。また、遠隔読影や放射線科向けの画像診断センター運営サービスなどのソリューション事業にも強みを有する。同社は、トルコと中央アジア諸国を中心に事業を展開しており、その豊富な実績や経験に基づくサービス品質は顧客から高く評価されている。

日立は、今回の買収により、トルコおよび周辺地域におけるヘルスケア事業の基盤を獲得することでグローバル化を推進するとともに、画像診断運営サービスなどの事業強化も含め、トータルソリューションを提供する考え。