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エイチ・アイ・エス、エイチ・エス損保の株式取得 損害保険事業の推進

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大手旅行会社のエイチ・アイ・エス(以下「H.I.S.」)【9603】は、平成28年10月28日に発表していたエイチ・エス損害保険(以下「HS損保」)の子会社化について、澤田ホールディングス(以下「澤田HD」)【8699】との間で株式譲渡契約を締結することを決議したと発表した。なお、取得価額は1033百万円。

HS損保は、平成19年に営業を開始。旅行保険を中心に据えて販売する保険商品を絞り、販売チャネルを限定してローコスト経営に努めながら、専門の保険マーケットに特化して営業してきた。

一方H.I.S.は、HS損保の主力保険商品が旅行保険であることから、前身である準備会社の設立に出資者として参加、営業開始後は代理店としてHS損保の旅行保険商品を販売している。

HS損保は澤田HDのグループ会社であるものの、販売する保険商品はH.I.S.の事業との関係性が極めて深く、H.I.S.は、これまで機会を捉えて漸進的に出資比率を引き上げ、HS損保の保険業法上の主要株主となっていた。

H.I.S.は、損害保険事業をグループの事業領域として明確に位置付け、その事業領域における発展がH.I.S.のステークホルターである顧客にとっても有益であると判断、HS損保を子会社化すると発表していた。