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綜合警備保障、日立セキュリティサービスを子会社化 顧客基盤拡大へ
総合セキュリティサービスを手掛ける綜合警備保障【2331】は、平成28年12月6日付で日立製作所の100%子会社である日立セキュリティサービスの株式の90%を取得すると発表した。
綜合警備保障は、昭和40年の創業以来、警備業界のリーディングカンパニーとして、安全・安心な社会の実現を目指してきた。現在、綜合警備保障の警備サービスは、機械警備・常駐警備・警備輸送等で日本全国をカバーし、24時間365日、日本中どこへでも駆けつけることができる体制を敷くなど、日本の経済社会のインフラとして重要な役割を果たしている。
今回、新たに子会社となる日立セキュリティサービスは、日立製作所の警備部門を平成9年に分社化し設立されたもので、従業員約1200名を擁し、主に日立グループ内の施設における常駐・機械警備、セキュリティ機器販売等の業務を行っており、日立グループで警備を担う警備専門会社として、強固なブランド力を有すると共に安定的に発展を遂げてきた企業である。
今回の株式取得により、綜合警備保障グループがこれまで培ってきた警備分野の実績や業務ノウハウを日立セキュリティサービスの経営資源と融合させ、新たな価値を造りだす「共創」関係を構築することで、顧客に対し、さらに付加価値の高いサービスを提供できるとしている。