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日本郵船、ニューヨーク/ニュージャージーで最大規模のコンテナターミナルへ出資 他社との差別化へ

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海運大手の日本郵船【9101】は、子会社のNYK Ports LLCが、米国ニューヨーク/ニュージャージー港でターミナル事業を営むMaher Terminals USA.LLC(以下「Maher」)への資本参画を決定、Maher株式の20%を取得したと発表した。

ニューヨーク/ニュージャージー港は、後背地に大規模な消費地を抱える北米東岸でコンテナを取り扱う最大の港である。その中でMaherが所有するターミナルは、年間コンテナ取扱能力が300万TEU、14,000TEU型の大型コンテナ船にも対応可能な、同港で最大規模のターミナルである。

今後、中国から東南アジアへ生産拠点がシフトすることで、スエズ運河経由北米東岸向けの需要拡大や、パナマ運河拡張に伴う北米東岸向け船舶の大型化が見込まれ、同ターミナルの重要性はますます高まることが予測されている。

日本郵船は、今回の出資により、コンテナ船とのシナジー効果で他社との差別化を強化したい考え。

日本郵船グループは、中期経営計画で策定した事業戦略に基づき、ターミナル関連事業と定期船事業がシナジー効果を発揮できるよう、今後もグローバルなコンテナターミナルのネットワーク強化に取り組む。