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Jトラスト、インドネシア子会社の株式をシンガポールのファイナンス会社へ譲渡
国内外で金融事業などを行うグループの持株会社であるJトラスト【8508】は、子会社であるPT Bank JTrust Indonesia Tbk.(以下「Jトラスト銀行インドネシア」)の普通株式を、タイのファイナンス会社Group Lease PCL(以下「GL」)の子会社であるGroup Lease Holdings PTE. LTD.(以下「GLH」)に譲渡すると発表した。なお、譲渡価額は約12.2億円(11.7百万米ドル)。
Jトラストグループは、特に大きな経済成長が今後も期待できるアジア地域において事業を拡大するとともに、そのネットワーク化によるシナジー効果が最大限に発揮できる事業展開を図るなど、更なる経営基盤強化と持続的な成長の実現に向けた取り組みを行っている。その一環として、インドネシアにおいて、インドネシア預金保険機構下にあった現・Jトラスト銀子インドネシアの株式を2014年11月に取得し、子会社化。現在、同行は再生に向けて次号構造改革の途中であり、財務健全化や収益基盤の拡大に取り組んでいる。
一方GLは、タイ国内にて主にオートバイの販売金融事業を展開するファイナンス会社であり、主にオートバイ・農機具の販売金融事業を、同社独自のビジネスモデルにより、タイ、カンボジア、ラオスにて展開。今後についても、ベトナム、ミャンマーなど東南アジア各国での同事業の展開を予定している。
Jトラストグループは、インドネシア及びその他のASEAN市場でDigital Finance Platformを利用したリース業及びコンシューマーファイナンス事業の成長を推し進めていくためのマルチファイナンス会社をGLと共同で設立。2016年7月より営業を開始しており、Jトラスト銀行インドネシアがファイナンスの提供を担っている。
このようにGLは、Jトラストグループのインドネシア事業における強力な戦略的パートナーとなっており、GLがJトラスト銀行の株式を保有することは、GLグループの事業提携に関するコミットメントを深め、更なるパートナーシップの強化が図れると判断したもの。