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豊田通商、ケニアのICTベンチャー企業に出資 同国の医療サービス向上支援

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トヨタグループの総合商社である豊田通商【8015】は、アフリカにおける社会貢献型ベンチャー育成ファンドToyota Tsusho CSV Africa Pte. Ltd.(以下「CSV Africa」)投資第3号案件として、ケニアのICTベンチャー企業であるSeven Seas Technologies Limited(以下「SST」)への出資契約を締結したと発表した。なお、出資金額は約3億円(3百万USドル)。

SSTは、ケニアを中心にICTネットワークを活用した医療や公共・行政サービスの利便性向上や課題解決、サービス向上を行うケニア有数のIT企業である。現在、医療分野において、同国の全47郡にあるケニア国公立病院全98病院に対して、医療機器(CTやMRIなどの放射線診療機器)供給事業および検査画像データなどのIT化および電子カルテ化の促進を行っている。

ケニアでは、医療費増加、質の高い医療への需要増加、都市部と地方で医療機関へのアクセスに格差があることなどが課題となっており、また医療従事者数も不足している。

今回の出資により、医療サービスのIT化が進むことで、医療機関での作業効率化や、クラウドを使った情報共有による医療サービスレベルの向上が期待されるとともに、遠隔地でも診療・診断が受けられるようになることが期待される。

豊田通商は今後、本事業の推進支援、バリューアップに努めるとともにケニア社会の発展に貢献していきたい考え。

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