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関西電力、米国ニュージャージー州ガス火力発電事業へ参画

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関西電力【9503】は、米国ニュージャージー州の天然ガス火力発電所「ウェストデプトフォード発電所」の運営を行うことを目的として、丸紅【8002】の米国子会社「エムシー・ウェストデプトフォード・エナジー・インベストメント社」が保有する本発電所の権益17.5%を、関西電力の米国子会社「ケーピック・ユーエスエー社」を通じて取得すると発表した。

北米においては、電力需要の増加や脱炭素化の流れから環境負荷の小さい天然ガス火力電源の競争力向上が見込まれている。本発電所は、ニュージャージー州グロスター郡に位置する合計出力76.8万kWのガスタービンコンバインドサイクル発電方式の発電所で、平成26年の営業運転開始以降、北米最大の電力市場であるPJM(Pennsylvania-New jersey-Maryland)を通じて、安定した電力供給を続けている。

関西電力は北米を海外発電事業の重要市場と位置づけており、本件は、先般参画したニューヨーク州におけるガス火力発電事業(エンパイア発電所、合計出力63.5万kW)に続く、今年度2件目の北米における発電事業への参画となる。関西電力は引き続き、中期経営計画で掲げているように、これまでに培った技術力やノウハウを活用しつつ、海外事業を関西電力グループの収益の重要な柱とすることを目指して、積極的に海外発電事業に取り組む考えで、投資地域についても、これまで中心であった東南アジアに加え、北米を含む新地域へ拡大し、国内トップクラスの海外IPP事業者を目指すとしている。

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