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田辺三菱製薬、阪大微生物病研究会とワクチン製造事業の合弁会社設立

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医薬品メーカーの田辺三菱製薬【4508】は、阪大微生物病研究会(以下「BIKEN財団」)と、BIKEN財団のワクチン製造事業を基盤とした合弁会社「BIKEN」を設立することに基本合意したと発表した。

BIKEN財団は、80年以上にわたって、ワクチン専業メーカーとして様々な感染症予防ワクチンの研究開発に尽力し、数々の日本初のワクチンを創出してきた。また現在、製造販売元として、国内で最も多くの量のワクチンを供給しているが、昨今の感染症の発生動向やワクチンの供給状況等により、ワクチンのさらなる供給拡大が求められている。

田辺三菱製薬は、BIKEN財団が製造するワクチンの販売元として、50年以上にわたりBIKEN財団と相互連携してきた。今後も国内外で競争力のある高品質なワクチンを安定的に供給するために、BIKENの設立、その生産体制の強化に寄与するとしている。

BIKEN財団と田辺三菱製薬が今回新たに設立する合弁会社は、BIKEN財団のワクチン製造技術を基軸として、田辺三菱製薬の医薬品生産に関するシステムや管理手法等を融合し、生産基盤の強化を加速させることで、ワクチンのさらなる安定供給に貢献する。

BIKENとBIKEN財団は、ワクチンのスペシャリティ集団「BIKENグループ」として一丸となり、日本および世界の公衆衛生へのさらなる貢献をめざす考え。