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双日、インドネシアのIoTベンチャーと資本業務提携 海外IoT市場への本格参入へ

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大手総合商社の双日【2768】は、インドネシアにおけるIoTベンチャーのPT.Digitalinstincts Teknologi(以下「DIT」)と、同国をはじめとするアジアでのIoT事業を共同開発・推進していくことを目的として、資本業務提携契約を締結したと発表した。

DITは、車両の運行管理サービスを開発・提供するIoTベンチャーとして、インドネシアにおいて石炭業界、物流業界を中心に、通信(テレコミュニケーション)と情報工学(インフォマティクス)を融合した技術であるテレマティクスを活用した生産効率改善サービスを開発、提供している。

一方、双日は、2010年より子会社の日商エレクトロニクス株式会社を通じて、国内企業向けに、車両運行管理等を目的としてテレマティクスによるビッグデータを用いた交通事故削減コンサルティングサービスを提供。

DITと双日は、2015年より両社のサービスの技術優位性とノウハウを持ち寄って協業を開始し、インドネシアにおいて保険・レンタカー・建機業界向けに新たなサービスを提案してきた。その結果、インドネシアの大手財閥が同国初のテレマティクス保険の商品開発に向けてDITのサービスを採用し、2016年10月より試験運用を開始している。

今回の資本業務提携により、DITのIoT技術基盤と双日のビッグデータ分析技術とを融合させ、先ずは同国内にて5年間で40万台の車両へサービスを普及させることを目指すもの。

双日は総合商社としての機能を最大限発揮し、インドネシアをはじめとするアジアにて事業拡大を図ると同時に、自動車周辺の保険、物流、レンタカー業界とのデータの連携を図っていく。これにより自動車分野における配送効率化、渋滞改善、安全な交通環境を実現し、さらには、二輪、建機、船舶といった自動車以外の分野にも適用することで、インドネシアをはじめとしたアジアの産業の効率化に寄与したい考え。