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シャープ、孫会社のシャープビジネスコンピュータソフトウェアの株式を一部譲渡 経営効率改善目指す

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電気機器大手のシャープ【6753】は、子会社であるシャープビジネスソリューション(以下「SBS社」)を通じて間接保有する孫会社のシャープビジネスコンピュータソフトウェア(以下「SBC社」)の株式の一部をエヌ・ティ・ティ・データ(以下「NTTデータ社」)【9613】に譲渡し、同社とSBC社の運営について提携すると発表した。なお、譲渡価額は2,445百万円。

シャープは、本年8月に発足した新経営体制の下、全ての事業を連携させシャープの総合力の強化を図る方針として“One SHARP”を掲げ、事業拡大を通じて様々なステークホルダーの期待に応える経営方針を表明するとともに、シャープの創業の精神である「誠意と創意」を継承し、シャープらしいオリジナリティ溢れる商品やサービスを顧客一人ひとりに提供するとの意味を込めた新コーポレート宣言“Be Original.” を制定した。

また、一日も早く黒字化を実現してシャープを確実な成長軌道へ導くため、各事業の収益力を高めるべく、経営効率の改善等に向けて様々な検討を行っている。このような中、シャープグループにおいてスマートフォン等の組込みソフトウェア開発やシャープグループ向けの人材派遣などの事業を行うSBC社について、今回、SBS社が保有するSBC社の株式の80%をNTTデータ社に譲渡し、NTTデータ社とSBC社を共同運営することが適当であると判断したもの。

NTTデータ社は、IoT分野、車載ソフトウェア分野等で国内IT業界においてトップクラスのシステム構築力を有しているが、シャープはSBC社を通じてその総合力を活用することで、IoT関連事業等の強化の一助にしていくことにより、グループの企業価値向上を図っていくとしている。