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CQベンチャーズ、近接マーケティングプラットフォーム「Beacon Bank」運営のunerryへ出資

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コカ・コーラウエストグループが設立したベンチャーキャピタルのCQベンチャーズは投資先として、近 接マーケティングプラットフォーム「Beacon Bank」の運営を行うunerryへの出資を2016年10月31日に実施したと発表した。

unerryはBeaconを相互利用できるオープンプラットフォーム「Beacon Bank」の運営を行うベンチャー企業で、ロイヤルティプログラム・コンテンツの企画・運営、ビックデータ解析、モバイル事業戦略コンサルティングに強みを持っている。同社はオムニチャネル化が進む小売業のマーケティングや顧客分析にBeaconが活用できることに着目し、Beaconを相互利用することで通信インフラとして活用する国内初の試みである「Beacon Bank」を事業化し、情報配信サービスを提供する計画。

Beacon(ビーコン)とは位置情報を特定できる信号を発信する端末で、信号を半径数十メートル範囲に発信する。Beaconを活用し、Beacon、スマートフォンアプリ及びサーバー(データセンター)を連携させることで、位置情報を使った情報配信サービスの提供が可能となる。仕組みとしては店舗等に設置したBeaconが信号を発信し、スマートフォン等の受信端末が信号を検知、端末内のアプリが受信した情報をインターネット経由でサーバーに問い合わせし、サーバーがその位置に最適な情報を受信端末に配信し表示させる。米国では小売業を中心にBeaconを経由したメッセージ配信が普及しており、今後、日本でもBeaconを活用した情報配信サービスの拡大が期待されている。

今回CQベンチャーズは、unerryが第三者割当増資により発行する株式を引き受け、本件がCQベンチャーズの第一号投資案件となる。