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ゴルフ場経営の帯広緑化振興公社、破産開始決定

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帯広緑化振興公社は、10月26日釧路地裁帯広支部から破産開始決定を受けた。破産管財人には、岩田明子弁護士(岩田法律事務所)が選任された。

帯広緑化振興公社は、十勝川河川敷内にある「帯広リバーサイドゴルフ場(計18ホール)」の運営を目的として、帯広市及び地元企業、金融機関などの出資を受けて、平成2年に設立された。低料金のパブリックコースが人気で十勝管内で上位の集客数を誇り、平成11年3月期には年収入高約2億2500万円を計上していた。

しかしその後、ゴルフ人口の減少や消費低迷の影響から、28年3月期の年収入高は約1億2500万円まで減少、赤字も散発していた。

このような状況の中、28年8月に北海道を襲った台風10号の影響により十勝川が増水。「帯広リバーサイドゴルフ場」も一時的に大半が水に浸かるなど壊滅的な被害を受け、8月末より閉鎖を余儀なくされていた。復旧には多額の資金が必要で、再開を断念。今回の措置となった。

帝国データバンク及び東京商工リサーチによると、負債総額は約7200万円。