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JR西日本、菱重プロパティーズを子会社化 住宅分譲事業拡大へ

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西日本旅客鉄道(以下「JR西日本」)【9021】は、三菱重工業【7011】が100%出資する菱重ファシリティー&プロパティーズ(以下「菱重F&P」)から、菱重プロパティーズの発行済株式総数の70%を取得する株式譲渡契約を締結したと発表した。なお、取得価額は970億円。

なお、本件は、菱重F&Pの不動産関連事業について、菱重F&Pを分割会社とし、菱重プロパティーズを分割承継会社とした会社分割(吸収分割)を平成29年1月1日付で実施し、菱重プロパティーズの株式は菱重F&Pが70%、三菱重工が30%ずつ保有することとなり、その後、JR西日本が同年2月1日付で菱重F&Pが保有する菱重プロパティーズの株式70%を取得するもの。

JR西日本は、平成25年3月に公表した「JR西日本グループ中期経営計画 2017」において、非運輸業の連結営業収益割合40%(平成34年度末)を目指すなか、不動産事業は、保有資産を活用し旅客利便性や沿線価値の向上にも資する鉄道事業と親和性が高いグループのコア事業の1つととらえている。

こうした考えに基づき、JR西日本では、鉄道沿線の開発を進める一方で、JR西日本鉄道のエリア外及び沿線外の有望市場へも展開し、住宅分譲事業の拡大とともに安定した収益利益を確保するべく賃貸事業等の強化に取り組んでいるところである。

菱重プロパティーズは、首都圏をはじめとする有望な市場において住宅分譲事業を展開するとともに好立地の良質な賃貸物件を保有することから、JR西日本は、本株式取得により、首都圏における不動産事業推進の足掛かりとなる拠点を獲得できることに加え、今後の事業の発展と安定に向けた事業ポートフォリオの構築、更には三菱重工との共同出資によるパートナーシップのもと更なる不動産取得による開発の促進が期待できるとしている。

今後、JR西日本は、三菱重工とのパートナーシップを最大限尊重しながら、JR西日本グループのノウハウも活かして菱重プロパティーズの事業価値向上を図り、不動産事業の拡大・強化を目指す考え。

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