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アステラス製薬、独のバイオ医薬品企業を買収 がん領域パイプラインを拡充

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製薬会社のアステラス製薬【4503】は、ドイツ マインツに拠点を置き、がんに対する抗体医薬を開発するバイオ医薬品企業Ganymed Pharmaceuticals AG(以下「Ganymed」)の株主との間で、アステラス製薬がGanymedを買収し、完全子会社化することに合意したと発表した。なお、取得に係る費用は、契約一時金として約48458百万円(4億2200万ユーロ)、臨床開発プログラム「IMAB362」の開発の進捗に応じ、最大で総額約98783百万円(8億6000万ユーロ)。

Ganymedは、2001年に設立された非上場のバイオ医薬品企業で、新規のがん治療薬の研究開発に注力。同社は、抗体医薬品候補「IMAB362」を含み、がん領域に非臨床段階、臨床段階にある複数の開発品を有している。

アステラス製薬は、がん領域を同社の成長を牽引する重要なフランチャイズの一つと考えている。

今回の買収により、Ganymedが有する後期開発段階の抗体プログラムを取り込むことで、がん領域におけるプレゼンスを更に拡大できると判断、XTANDI®に続くがん領域の新たな中核になると期待するもの。

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