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アイロムグループ、IDT Australia Limitedより臨床試験事業を譲受け

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SMO事業やメディカルサポート事業を手掛けるアイロムグループ【2372】は、IDT Australia Limited(以下「IDT」)の臨床試験事業(臨床試験実施施設を運営し、製薬企業の開発支援・臨床試験の支援を行う事業)の事業部門であるCMAXを譲受けること、そのためにIDTがCMAXの譲渡に際して設立する新会社を段階的に完全子会社化すると発表した。

IDTは、CMAXの譲渡を行うにあたり、当該事業を会社分割により分離して新会社を設立し、アイロムグループは当該新会社の株式を、取得価額約802百万円(10百万オーストラリアドル)で61%取得し子会社化する。IDTと新会社を共同経営することで、当該事業の運営に関し深い理解を得た上で、最終的にはアイロムグループが新会社の全株式を取得して完全子会社化を目指す予定。

CMAXは、1993年の創業で、2002年にIDTの傘下に入った。現在は、IDTの臨床試験事業部門で、この事業のパイオニアとして、20年以上オーストラリアにおいて医薬品の開発に寄与している。

アイロムグループの主力事業であるSMO事業の国内市場は成長が鈍化し、また企業同士の経営統合が行われるなどその競争環境が厳しさを増す中、CMAXを取得することでアイロムグループ全体の利益拡大が期待でき、中長期的には企業価値の向上に資すると判断したもの。