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リテールパートナーズ、株式交換によりマルキョウと経営統合 企業価値向上へ

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中国・九州地方で食品スーパーマーケットを展開するリテールパートナーズ【8167】は、主に九州北部で食品スーパーマーケットを運営するマルキョウ【9866】と、両社の経営統合に関する基本合意書を平成28年7月21日付で締結し、統合に向けた協議を進めてきたが、今回、この経営統合を実施し、リテールパートナーズとマルキョウの間で株式交換を行うと発表した。この株式交換により、マルキョウの普通株式は、株式交換の効力発生日(平成29年3月1日予定)に先立ち、福岡証券取引所において、平成29年2月24日付で上場廃止となる予定。

リテールパートナーズは、丸久及びマルミヤストアが経営統合を行うことにより誕生、現在、リテールパートナーズグループとして、食品スーパーマーケット143店舗、ディスカウントストア26店舗を中国・九州地方において展開しており、店舗運営の効率化、什器備品や資材調達コストの削減、人材の育成などの取り組みで一定の成果を上げてきた。

リテールパートナーズグループとしての更なる企業価値向上を実現していく上では、優れたノウハウを有する同業他社との連携を拡大・深化していくことが必要だとしており、とりわけ、山口県を中心に事業を展開する丸久、大分県を中心に事業を展開するマルミヤストアに加え、両県の中間に位置する福岡県を軸に事業を展開する有力な同業他社をローカルスーパーマーケット連合の同志として迎え入れることが必要不可欠との認識のもと、同県における有力な同業他社との連携を模索してきた。

マルキョウは、福岡県を中心に食品スーパーマーケットの出店を拡大し、現在88店舗を展開している。現在では、福岡市近郊に8ヶ所の センター(食品、冷食、デイリー、精肉、精肉PC、青果、鮮魚、惣菜)を設立し、商品を提供している。

マルキョウとしては、地域に根差すローカルスーパーマーケットとしての更なる成長を実現するには、「商品」「人材」「店舗」の競争力の更なる強化及び強固な経営基盤の確立が必要と考えており、とりわけ、生鮮食品及び惣菜の品揃えの充実や鮮度の向上並びに高付加価値化による「商品」の競争力強化が必要不可欠との認識のもと、自社に不足している経営資源を補完しうる同業他社との連携を含め様々な選択肢を模索してきた。

このように、リテールパートナーズ及びマルキョウは、地域の生活を支える食品スーパーマーケットとして隣接した地域において事業を展開する関係にあるとともに、昨今の食品スーパーマーケットを取り巻く環境の中で、経営資源を相互に補完し合える有力な同業他社との連携が必要不可欠との共通認識を有するに至る。これにより、リテールパートナーズ及びマルキョウは、地域に根差す食品スーパーマーケット同士として、互いの独自性・自主性を尊重しつつ、両社の経営資源やノウハウを統合し競争力の強化を図ることが最適であるとの判断したもの。