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エア・ウォーター、歯愛メディカルと資本業務提携 BtoCビジネス領域での医療事業拡大

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産業ガス関連事業等を手掛けるエア・ウォーター【4088】は、医療関連事業の事業領域拡大を図るため、2016年10月18日付けで歯科系通信販売最大手の歯愛メディカル【3540】と資本業務提携契約を締結し、あわせて株式の39.9%を取得すると発表した。

エア・ウォーターの医療関連事業は、医療用ガス、病院設備工事、SPD・滅菌等の病院サービス、医療機器、在宅医療など高度医療分野から在宅医療までトータルで医療の現場をサポートしてきたが、近年では歯科関連事業にも参入している。高齢化が急速に進み、増え続ける医療費抑制のための国の施策として、病床数の削減や患者の在宅へのシフトが進むなど、医療を取り巻く環境は大きく変化を続けている。とりわけ国が推進する、地域包括医療・ケアに関する施策では、地域医療全体の枠組みのなかで、生活者が一貫したサービスを受けられる、安心の医療が求められている。その一つが医科と歯科の連携をこれまで以上に推進することであり、その中心にあるのが、くらしの場でじっくりとかかわることのできる退院後のケアを、医科と歯科の連携の下で行っていくというもの。

こうした状況を踏まえエア・ウォーターは、歯科系通信販売において歯科医院・歯科技工所等のみならず生活者のニーズを的確にとらえた商品開発力と通信販売ノウハウのビジネスモデルにおいて圧倒的な実績を有する歯愛メディカルとともに、医療機関はもとより、より生活者に密着したサービスを開発・強化し、BtoCビジネス領域での医療事業の拡大を推進していく。

“健康生活”をキーワードに、これまでエア・ウォーターが強みとしてきた全国の医療機関向けビジネスと、歯愛メディカルが持つ商品開発力と販売力ならびに歯科分野での専門性を相互活用することで、歯科・医科、院内・在宅の枠組みを超えた新たなサービスを開発し、医療・介護・福祉分野を網羅した「くらしの医療」としての一体的なサービスの提供を目指す考え。

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