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宝飾品・時計販売の平和堂貿易、破産開始決定

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平和堂貿易は、10月3日東京地裁へ破産を申請し、同日破産開始決定を受けた。破産管財人には、髙柳眞彦弁護士(弁護士法人中村綜合法律事務所)が選任された。

平和堂貿易は、昭和27年創業、宝石・貴金属製品・高級時計の老舗卸売会社である。主要ブランドは、宝飾品の「QUEEN(クイーン)」のほか、時計の「WALTHAM(ウオルサム)」などで、首都圏近郊の大手百貨店や時計宝飾専門店を販路として確立。過去には、クイズ番組やバラエティー番組で副賞として商品提供をするなど知名度を有し、ピークとなる平成8年9月期には、売上高約124億6200万円をあげていた。

しかし、リーマンショックを契機とした高額商品の販売不振、主力先の百貨店の不調、東日本大震災などによる需要減少から、27年9月期の売上高は約11億5400万円まで落ちこんだ。5期連続の赤字計上と厳しい業況が続き、資金繰りも逼迫したため、今回の措置となった。

帝国データバンク及び東京商工リサーチによると、負債総額は約7億円。