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日立建機、豪の鋳造品メーカーに対してTOBへ マイニング事業の部品サ―ビスビジネスとの補完強化

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総合建設機械メーカーの日立建機【6305】は、鋳造及び鋳造製品の製造・販売サービスを営むオーストラリアのBradken Limited(以下「Bradken」)の発行済普通株式の全株を対象とした、日立建機による公開買付けを実施すると発表した。なお、Bradkenはこの公開買付けに賛同しており、この買付けに係る買収資金は約53952百万円(約689百万豪ドル)。

建設機械及びマイニング機械の需要は、中国・インドネシア・ロシアCIS等の新興国の減速に加えて、先進国においても停滞傾向にあり、引き続き、厳しい環境が継続しているという。

日立建機は、今後、経営の効率化の追求を念頭に、建設・マイニング機械の製造販売、及びこれに伴うバリューチェーンを事業の核に据え、適宜提携・買収戦略を活用しながら成長していく方針をとっている。

一方Bradkenは、鉱業及びインフラ産業向け鋳造部品を製造するほか、マイニング設備やマイニング消耗部品、メンテナンスサービス等を提供し、多岐に亘るバリューチェーンでの事業展開を世界各地で実施している。

日立建機は、Bradkenの買収が日立建機のマイニング事業の部品サ―ビスビジネスとの補完強化となり、一層の事業収益安定性の向上が期待できることに加え、グローバルネットワークの相互活用により更なる収益性の向上を実現できると判断、今回同社の株式取得を行うことを決定したもの。