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ニチユ三菱フォークリフト、ユニキャリアを子会社化 意思決定迅速化

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バッテリー式フォークリフトなどの産業機器を製造するニチユ三菱フォークリフト【7105】は、持分法適用関連会社であるユニキャリアの株式を追加取得し、同社を連結子会社化すると発表した。なお、取得価額は76,778百万円。

三菱重工グループにおいてフォークリフトをはじめとした物流機器事業の中核的な役割を担うニチユ三菱フォークリフトは、本年3月31日に三菱重工フォークリフト&エンジン・ターボホールディングス(以下「M-FET」)と共同でユニキャリアホールディングス(現 ユニキャリア(以下「ユニキャリア」))の発行済株式の100%を取得し(株式取得割合は、ニチユ三菱フォークリフト35%、M-FET65%)、ユニキャリアをニチユ三菱フォークリフトの持分法適用関連会社とした。

M-FETは、三菱重工グループの中で相互に親和性の高いフォークリフトをはじめとした物流機器と、エンジン、ターボチャージャの3事業の統括会社として三菱重工業の全額出 資により本年3月1日付けで発足し、現在、ニチユ三菱フォークリフト議決権の49.4%を所有する親会社である。

ニチユ三菱フォークリフトとユニキャリアの両社がグローバル企業として世界のトップグループを目指していく ためには、早期にお互いのノウハウや人材リソース、各種のインフラを持ち寄って、シナジー創出を加速することや経営資源の効率的な活用、戦略展開における指揮系統の明確化などが不可欠であるとの認識に至り、このような両社の認識の下、現在の円高基調をはじめ、世界経済の情勢に不透明感が高まるなか、早期の経営統合が必須であると判断し、経営統合に向けたステップとしてニチユ三菱フォークリフトがユニキャリアを子会社化することで、販売・開発・生産などあらゆる事業領域における意思決定を迅速化して、シナジーの最大化・早期化をはかり、事業規模拡大を追求することが可能になるとの結論に至ったもの。