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イギリス大手ファンドのCVCが長谷川ホールディングスを買収
おそうじ本舗、靴専科などを運営する長谷川ホールディングスは、平成28年9月26日付で、資本増強および管理体制強化の一環として、CVC Capital Partnersが投資助言を提供する世界最大規模のファンド(以下「CVC」)に対し、主要株主である長谷川芳博氏および他株主が保有する株式の大部分を譲渡したと発表した。
長谷川ホールディングスグループは中期経営計画の達成に向け、様々な経営戦略を実行し、財務戦略の中心として株式公開を目指しており、当計画の達成のためには、フランチャイズビジネスサービス事業、介護サービス事業、子育て支援サービス事業、人材サービス事業、フードサービス事業という5大既存事業の成長に加え、新規事業や新規市場への進出が不可欠になり、多額の資金投資が必要となる。そのため、数カ月にわたり、数多くの外部資本と対話を行い、検討を重ねた結果、今後の事業拡大および上場の実現にとって、CVCからの資本導入が、最適であると判断したもの。
CVCは、マネジメント・バイアウト投資などを展開する世界最大級のプライベート・エクイティ投資会社である。1981年の設立以来、グローバルに総額約7兆円の運用を行っており、300社超への投資実績を有している。現在の投資先はグローバルで51社にのぼり、これらの企業の従業員数の合計は約33万人、売上高の合計は約9兆円という規模であり、グローバルな一大企業グループを構築している。
長谷川ホールディングスは、今回の外部資本(CVC)の導入後も、従来どおり独立性・自立性を維持し、CVCの強力なサポートを受け、成長スピードを加速させていくとしている。