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三井製糖、連結子会社が三和化学研究所のニュートリション事業の一部を譲受け 営業基盤拡大へ

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「スプーン印」の商標で知られる製糖大手の三井製糖【2109】は、連結子会社であるニュートリーが、医薬品・診断薬の開発・製造などを行う三和化学研究所のニュートリション事業の一部を譲受けると発表した。

三井製糖グループは、成長戦略の一環として、フードサイエンス事業のすそ野の拡大を図るとともに、新規分野へも挑戦している。

ニュートリーの主要事業である「栄養療法食品」や「嚥下障害対応食品」の国内市場は堅調に伸長しているが、一方で、国内ニュートリション事業全体の市場環境は、緩やかな拡大基調の中で、市場参加者の増加や価格競争の激化、嗜好の多様化に伴う製品のライフサイクル短縮化が顕著になりつつある。

こうしたなか、ニュートリーは、事業基盤を更に強固なものとするべく、三和化学よりニュートリション事業の一部を譲受けるもの。

これにより、ニュートリーには、営業基盤の拡大の他、2016年12月に能力増強工事が完了する四日市工場の操業率の向上や開発力の強化など、多くのメリットが期待される。国内外で高まると想定される将来需要に対して、開発・生産機能を活かし、市場からの要望に応えた製品をタイムリーに供給していきたい考え。