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平田機工、連結子会社を完全子会社化して吸収合併 有機ELに関する知見とノウハウ取込みへ

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自動車・電子機器向けなどの生産ラインを製造する平田機工【6258】は、連結子会社であるKOYAの株式を追加取得し、完全子会社化すること、また、完全子会社化した後、吸収合併すると発表した。

平田機工は、様々な事業分野の生産設備の製造販売事業を行っており、その一分野として有機ELディスプレイ関連設備の製造受託事業も行っている。

一方、平田工機の子会社であるKOYAでは、主として有機EL照明に関する研究受託事業を行ってきた。

2016年4月に発生した熊本地震によるKOYAの設備等の外観上の被害は軽微であったが、その後の各種装置の動作・精度確認の段階で判明した装置内部の被害や建屋およびクリーンルームの被害が予想以上に大きく、復旧には多大な時間と費用がかかることが判明した。

このような状況の中、平田工機は、KOYA単独で事業を継続するよりも、同社で培った有機ELに関する知見とノウハウを平田工機で吸収することが、今後のグループの事業展開に資するものと判断、平田工機を存続会社としてKOYAを吸収合併することを決定したもの。