• icon-facebook
  • icon-twitter
  • icon-feedly

3

トレイダーズホールディングス、マーズマーケティングの株式譲渡

  • 2
  • このエントリーをはてなブックマークに追加0
  • feedy

金融持株会社のトレイダーズホールディングス(以下「トレイダーズHD」)【8704】は、子会社トレイダーズインベストメントが保有するマーズマーケティングの保有株式全株を、同社代表者である松井寿秀氏に譲渡し、また、合わせて松井寿秀氏が保有するMARS Companyの株式の一部を譲渡により取得すると発表した。これにより、マーズマーケティングはトレイダーズHDの持分法適用関連会社に該当しないこととなる。

トレイダーズHDは、生鮮食材の輸送や冷蔵保管において、食材を高鮮度のまま長時間維持する独自の冷凍・冷蔵・ 製氷技術を有するMARS Companyと合弁出資により、平成27年2月にマーズマーケティングを設立し、コールドチェーン(低温輸送網)業界に革新をもたらすべく、MARS Companyが開発した独創的な高機能製品 (『蔵番』、『Tokyo Snowman』)や商品(『Sea snow』)を販売する共同事業の取り組みを行ってきた。

MARS Companyは物流事業大手の日通商事と鮮度保持機能を有する特殊冷蔵コンテナの共同開発を行うなど、コールドチェーン業界で高い評価を受ける革新的な技術と高機能製品の開発・製造強化に努めており、また、事業拠点の群馬県における有力地銀の群馬銀行が、将来の事業発展が期待できる地元中小企業への支援を行うことを目的として設立した『ぐんぎんビジネスサポートファンド』による出資を行うな ど、ベンチャー企業としての潜在成長力に大きな期待を受けている。

こうした中、トレイダーズHDグループは、これまでの合弁会社による共同事業を通して収益の増大化を図る方針から、投資事業を営むトレイダーズインベストメントを通してMARS Companyへ直接出資することで、同社の今後のさらなる認知度向上による成長に伴う中長期的な投資者メリット・出資者利益を享受することを目指す方針に変更するもの。