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クオール、共栄堂と資本業務提携し子会社化 新たな付加価値を創造

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調剤薬局の運営を手掛けるクオール【3034】は、共栄堂との間における資本業務提携に関し、共栄堂株主との間で株 式譲渡契約を締結すると発表した。なお、取得価額は約13,400百万円。

クオール及び共栄堂は、共に保険調剤薬局の運営を主力事業として、地域社会への医療による貢献に努めてきた。

大手調剤薬局の中でもマンツーマン型を基本とした店舗運営を行い、教育・研修を重視した企業風土を培ってきた共栄堂と、企業理念・風土が近似するクオールとの強固な関係が構築できることにより、昨年10月、厚生労働省により提言された「患者のための薬局ビジョン」の中に示された「健康サポー ト薬局」の概念や今年度診療報酬改定に示された「かかりつけ薬剤師」に求められる地域医療サービスの提供、社会的構造の課題・変化への対応、薬剤師をはじめとする「人財」の資質・能力向上等、 両社の利点を持ち寄り、新しい付加価値を生み出すことにより、医療・健康への貢献力が高まることに繋がるとしている。

クオールと共栄堂は、共栄堂が地域医療への貢献・事業拡大に資するプロジェクトを多数抱えている最中、これらを実現していく為には、両社の経営の独立性を維持しつつ、両社の経営資源を最大限に活用することが最重要事項と位置づけ、クオールが共栄堂の発行済株式の100%を取得する形で本提携を実施するもの。

今回の株式取得の実施に より、クオールと共栄堂は、優秀な人材等の経営資源を共有、調剤薬局としての根幹的な運営シス テム・医療分野におけるICT化等の協働開発・利用など、経営の効率化を追求し、持続的成長、ならびに企業価値向上を図る考え。