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帝人、フィルム事業における合弁会社2社を完全子会社化 経営の効率化へ

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高機能繊維・複合材料、電子材料・化成品、ヘルスケアなどの事業を手掛ける帝人【3401】は、E. I. du Pont de Nemours and Company(以下「米国デュポン」)と国内ならびにインドネシアの合弁会社のデュポンの持分取得について合意したと発表した。

帝人とデュポンは2000年よりポリエステルフィルム事業を統合し、世界7か国で合弁会社を設立してグローバルに事業を運営してきた。しかし、中国経済の減速等に伴う需要低迷や中国メーカーの台頭による市場構造の変化により、近年同事業を取り巻く環境は厳しさを増し、事業構造の転換が急務となっている。

今回、事業運営の柔軟性と意思決定の迅速性を向上するため、国内合弁会社である帝人デュポンフィルムならびにインドネシアの合弁会社であるP.T.Indonesia Teijin DuPont Filmsのデュポン持分を取得し、各々100%子会社とするもの。

今回100%子会社となる2社については、今後帝人グループ内での迅速な意思決定のもと、ポリエステル以外の高機能素材の活用を図るとともに、帝人グループの他素材との融合・複合化や、外部との協業を通じた新規ビジネス開拓を推進し、更なる収益力の向上に努めていく。