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日本エンタープライズ、連結子会社同士を吸収合併 グループの経営効率向上へ
スマホアプリ開発やモバイルソリューションの提供などを行う日本エンタープライズ【4829】は、連結子会社であるフォー・クオリアと、同じく連結子会社のアットザラウンジを合併すると発表した。フォー・クオリアを存続会社とする吸収合併方式となり、消滅会社とするアットザラウンジの事業は、フォー・クオリアが継続する。
アットザラウンジは、音楽コンテンツサービスに注力してきた日本エンタープライズのレーベルビジネス部門を分社化し、モバイル向け音楽配信サービス、CDの企画・制作・販売を中心とした事業展開を行ってきた。その後、音楽コンテンツのビジネスモデルが、楽曲の購入から定額・ストリーミング音楽配信による聴取料の徴収ビジネスへシフトする他、音楽ソフトウェア市場のマーケット全体の縮小等、経営環境が大きく変化する中、同社の事業は、コンテンツやゲーム向けのサウンド制作、商品・サービスのプロモーション動画制作、Webコンテンツの企画・制作等、法人向けの受託制作が事業の柱となりつつある。
一方フォー・クオリアは、スマートフォンの普及に伴う開発スピード・提供量・品質の充実化を図るため、日本エンタープライズが子会社化、日本エンタープライズグループの様々な開発を担ってきた。
今後、スマートフォンを活用した法人ニーズの拡大やIT投資の活性化を背景に、アットザラウンジが有するコンテンツ制作力・営業支援力と、フォー・クオリアが有する開発力・サポート力を一体化させることを目的に、今回、両社を合併するもの。