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電通、ファンドを通じて米国の子ども向けプログラミング学習プラットフォーム開発企業へ出資
広告大手の電通【4324】は、運用するコーポレート・ベンチャーキャピタル・ファンド「電通ベンチャーズ1号グローバルファンド」(以下「電通ベンチャーズ」)が、子ども向けプログラミング学習プラットフォーム「Tynker(ティンカー)」を開発・提供する米国のNeuron Fuel, Inc.(以下「ニューロンフュエル」)に出資したと発表した。
ティンカーの特徴は、8~14歳の子どもを中心対象に、ゲーム感覚で楽しみながらJavaScriptをはじめとするプログラミングの基本を習得できることにある。ブラウザー上でゲームやアプリなどが制作できるだけでなく、ドローンやロボットなど現実世界のデバイスをコントロールするプログラミングも学習することができる。また、指導者向けの機能も整備されており、たとえ先生や保護者などにプログラミングの経験がなくても子どもの習熟度が一目で分かるようになっている。
一方電通ベンチャーズは、スタートアップ企業への投資と、投資先との協業を通した電通グループのオープンイノベーションを実現するために、2015年4月に設立された。資金提供のみならず、電通グループならではの課題解決に向けたソリューションやリソースを提供することで事業や起業家を支援している。
電通ベンチャーズは、ITの利活用が社会全般に広がるにつれ、プログラミング人材需要がさらに高まり、ティンカーのようなプログラミング学習サービスの重要性が増していくと見ており、電通グループにおいて今回の出資を機に、ニューロンフュエルが開発する革新的なプラットフォームの世界展開と、同社による新しいビジネスの開発を支援するもの。