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日本触媒、TAK-Circulatorと資本提携 核酸医薬シーズの開発促進へ

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アクリル酸・高吸水性樹脂、触媒の製造などを行う日本触媒【4114】は、ゲノム解析や創薬を手掛ける東大発のベンチャー企業であるTAK-Circulatorが実施する第三者割当増資を、日本触媒が引き受けることで合意したと発表した。

日本触媒は、長期経営計画に基づき、健康・医療事業を始めとする新規事業の早期立ち上げ・新製品の速やかな上市を目指した取り組みを行っている。なかでも健康・医療事業に関しては、次世代医薬品シーズの研究開発・臨床開発から製造受託に至る、一貫したサービスを提供する創薬支援事業の確立を目指した活動を進めている。市場の拡大が見込まれるペプチド医薬原薬、DDS分野への参入に続いて、新たな有望領域として核酸医薬原薬への参入を検討しており、日本触媒は、こうした事業分野において、革新的なシーズを保有する企業等との提携の可能性を探っている。

一方TAK-Circulatorは、東京大学保有の革新的な技術を駆使した皮膚細菌叢のゲノム解析サービスであるマイクロバイオーム事業を展開するとともに、健康長寿を実現する核酸医薬の創薬を進めている。

今回の資本提携を通じて、日本触媒はTAK-Circulatorの核酸医薬シーズの開発を促進するとともに、同原薬の開発・製造の面で業務提携を実施するべく、今後両社で協議を進めるもの。