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荒川化学工業、JSRのOPSTAR事業を譲受 更なる事業拡大へ
天然樹脂ロジン(松やに)を主原料とする中間素材メーカーの荒川化学工業【4968】は、JSR【4185】からOPSTAR事業を譲り受けることについてJSRと合意したと発表した。
荒川化学グループは、第4次中期5ヵ年経営計画におい て「事業の新陳代謝の実践」を基本方針の一つとして掲げ、事業の新陳代謝を進め、永続的な成長サイクルの創出と真のグローバル化を目指している。
荒川化学工業は、光硬化型樹脂「ビームセット」やフィルム用機能性コーティング剤「アラコート」などの各種コーティング剤を開発し、販売してきたが、更なる用途展開、事業拡大を目指している。
一方、JSRは、液晶ディスプレイ用途を中心とした機能性コーティング材料であるOPSTARシリーズを開発し、製造、販売をおこなってきたが、足元の市況及び今後の事業の方向性を勘案した結果、他社との事業提携、あるいは事業譲渡等を推進することが最適と判断し、 当該分野で相乗効果が期待できる先を模索していた。
今回、荒川化学工業はJSRのOPSTAR事業を譲り受けることで、既存事業との相乗効果を高め、事業拡大が期待できると判断したもの。