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婦人用バッグ企画販売のモード・フアム、事業停止し自己破産申請へ

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モード・フアムは、7月29日事業を停止、破産手続きを土谷喜輝弁護士(土谷法律事務所)ほかに一任し、自己破産申請の準備に入った。

モード・フアムは、昭和62年設立で、婦人用バッグの企画販売を手掛けるかばん・袋物卸業者。製造は中国などの海外で行い、直輸入して販売していた。自社企画ブランド「FISCH」「TITE」「DELLA CLASSE」などを取扱い、ヤング層からシルバー層まで幅広い層をターゲットに、主要百貨店や量販店、通販会社に販路を築き、平成14年7月期には売上高約30億円を計上していた。

しかし、長引く消費低迷等で得意先である百貨店向けの販売が低迷、同業者間の激しい価格競争などから売上は減少し、25年7月期の売上高は約14億3000万円まで低下した。さらに、原材料価格の高騰、中国など海外での生産コスト増加などの影響により、収益面も悪化。販管費の削減、不採算取引の縮小、OEM受注の強化、商品・価格構成の見直し、販路開拓など立て直しに努めたが、資金繰りが悪化したことで25年4月頃に金融機関に対して、返済猶予を申し入れていた。

その直後、過年度の貸倒損失等の補填資金として、元監査役が代表を務める会社から簿外で約30億円の借入を行ていたことが発覚。決算内容に関する重大な疑義が生じ、対外的な信用が失墜した。金融機関からの協調支援が得られないなか、任意整理を目指し約2年間にわたり債権者に按分返済を続けてきたが、ここにきてそれが困難となり、今回の措置となった。

東京商工リサーチによると、負債総額は約46億円。

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