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アンジェスMG、米国Vical社へ出資 DNAワクチン事業の基盤強化

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遺伝子医薬の開発を行うアンジェスMG【4563】は、DNAワクチン開発を手がける米バイオ企業Vical Incorporated(以下「Vical社」)が発行する新株式を第三者割当増資により引き受けると発表した。Vical社への出資比率を18.6%に引き上げ、アンジェスMGが事業の第3の柱に据えるDNAワクチン事業の基盤を強化、推進する考え。

アンジェスMGは、平成18年以来、資本および事業の両面でVical社と提携関係にある。今回、同社が新たに発行する株式約184万株を第三者割当増資により引き受けることで、アンジェスMGの出資比率を現在の2.4%から18.6%に引き上げ、Vical社の筆頭株主となる。なお、出資金額は約8億1600万円(約782万米ドル)。

アンジェスMGは、DNA治療ワクチン事業を遺伝子治療および核酸医薬に次ぐ事業の第3の柱とする方針で、本件出資の目的は、DNAワクチン分野で専門知識、経験・ノウハウならびに製造施設を持つVical社への資本参加比率を高めることで同社との提携関係を深め、長期的にアンジェスMGのDNA治療ワクチン事業を推進することにある。

また、今後、医薬品の最大市場である米国での製品開発を考えた場合、Vical社が蓄積してきた米食品医薬品局(FDA)との対応・折衝の経験・ノウハウは、アンジェスMGの事業展開にとって大きな助けとなることなどから、DNA治療ワクチンを事業の新たな柱に育てるという目標を達成するための有力な手段として、長期的な観点から今回のVical社への追加出資を決定したもの。