東日本大震災中小企業復興支援ファンド、植物工場研究開発のみらいに出資

（株）七十七銀行が出資する「東日本大震災中小企業復興支援ファンド」は、2014年2月5日に（株）みらいに対して種類株式（優先株式）により、2億円の投資を実行した。同ファンドは、東日本大震災の被災地域で事業展開する未上場中小企業等に資本性資金を供給し、投資先企業の復興や新事業展開の支援を目的に2012年1月に設立された。（株）みらいは、2004年設立のベンチャー企業で、植物工場・水栽培装置の研究開発・製造販売のほか、農業法人としてレタスなど水耕野菜の生産・販売を行っている。同社は2014年5月の稼働をめざし、世界最大規模となる完全ＬＥＤ型植物工場（日産1万株）の建設を進めている。同社の先進的な事業モデルは、地域の復興を牽引する新しい産業として注目を集めるとともに、地元での雇用や地元小売店への販売など地域経済の活性化につながるものとして期待されている。