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LIXILグループ、GraceB S.à r.l.社等を完全子会社化 企業価値最大化へ
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サッシ・建材・住宅機器メーカーを傘下とする持株会社のLIXILグループ【5938】は、完全子会社であるLIXILが、LIXILと日本政策投資銀行(以下「DBJ」)がそれぞれ50%の議決権を有するGraceAが発行する株式のうち、DBJが保有する全株式について、LIXILとDBJとの間で取り交わした平成25年9月26日付株主間契約書(その後の変更を含む)に基づきコール・オプションを行使することにより取得すると発表した。この行使によりGraceA、その100%子会社であるGraceB S.à r.l. (以下「GraceB」)及びその子会社であるGROHE Group S.à r.l.(以下「GROHE」)が全て完全子会社となる予定。取得価額は、約450億円。
今回の完全子会社化は、買収当初からの最終目的であり、昨今の為替変動などを鑑み、6月下旬に検討を開始し、DBJに対しLIXILグループより6月29日に申し入れたもの。
LIXILグループは、経営目標である「住生活産業におけるグローバルリーダーとなる」の達成に向けて積極的に海外展開を図っており、その一環で昨年度GROHE等を連結子会社化したが、今回、完全子会社とすることでガバナンス強化、意思決定の迅速化及びシナジー創出早期化などによる企業価値最大化を目指すことと、金融費用低減という経済的合理性から、コール・オプション行使を決定したもの。