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日本化薬、米国子会社が米国Paratronixの全株式を取得 事業拡大へ

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医薬品や機能化学品を製造する日本化薬【4272】は、100%子会社である米国のMicroChem(以下「MCC」)が、2016年6月30日に、Paratronix(以下「パラトロ二クス」)の全株式を取得する契約を締結したと発表した。

1992年に設立されたMCCは、米国における機能性材料事業の重要な拠点であり、フォトレジスト、光学色素およびMEMS、マイクロエレクトロニクス、ディスプレイおよびオプトエレクトロニクス分野で用いられる特殊化学品を製造・販売している。

パラトロニクスは、1981年に設立され、ポリパラキシレンコーティングサービスを行う事業会社である。少量スケールからの対応が可能なところに特長があり、ピンホールフリーのコンフォーマルコーティングを提供、医療機器、診断機器や航空・宇宙分野の顧客と取引がある。また、ポリパラキシレンコーティング装置の製造・販売も行っている。

MCCは、パラトロニクスのポリパラキシレンコーティング事業を自社内に取り込むことにより、新たな販売チャンネルを獲得し、MCC製品の販売機会を医療機器、診断機器や航空・宇宙分野などへ拡大することを目指すもの。