トランスコスモス、中国のEC向け流通大手との資本・業務提携を強化

コールセンター、BPO、データエントリー、デジタルマーケティング、オフショア開発などのアウトソーシングサービスを提供するトランスコスモス【9715】は、中国でコスメ・パーソナルケア・食品のEC向け流通を行う優趣匯(上海)供応鏈管理有限公司(以下「UNQ」)に追加出資し、資本・業務提携を強化すると発表した。

UNQは、資生堂、コーセー、サンスター、ユニチャーム、カルビーをはじめとする、日本ブランドを中心としたEC向け流通事業者として、ブランドやその販社から正式なオンラインリテーラー向け販売代理権を得て、JUMEI、一号店、JD.comなど中国の大手オンラインリテーラー向けに卸・販売促進などを行っている。UNQは、訴求力の高い幅広い品揃えとマーチャンダイジングに加え、マーケティングノウハウに基づき確実に売上に結びつける高い販売クロージング能力を有しており、中国で最大規模のEC向けコスメ・パーソナルケア・食品流通事業者として近年大きく売上を伸ばしている。

トランスコスモスは、2015年3月にUNQと資本・業務提携を行って以来、EC向け流通事業者という立場で中国ECの商流に参画してきた。今回の追加出資により、UNQとの提携を強化し、トランスコスモスの顧客企業の商品を、中国大手オンラインリテーラーを通じ販売する、ダイレクトセールスモデルを強力に推進するもの。

さらに、これら顧客企業の商品を、中国市場のみならず、トランスコスモスが持つ、ASEAN EC市場のB to Cチャネルや欧米での販路を活用して販売することで、顧客企業の売上拡大に貢献したい考え。