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ASIAN STAR、連結子会社の出資持分をすべて中国の投資会社へ譲渡
投資用マンション等の企画・販売・賃貸管理などを行うASIAN STAR【8946】は、連結子会社であるTYインベスターズ(以下「TYインベ」)の出資持分をすべて上海兆世信息科技有限公司(以下「上海兆世」)に譲渡すると発表した。なお、譲渡価額は960百万円。この譲渡に伴い、TYインベはASIAN STARの連結の範囲から除外される。
TYインベは、平成27年2月にASIAN STARが設立した100%連結子会社であり、日本国内各地の土地を取得し、宅地造成等の開発・区画分譲の販売・未利用地の賃貸などを計画。中でもリゾート開発事業においては、和歌山県白浜町の海沿いの事業用地(以下「白浜事業用地」)をASIAN STARグループのリゾート開発事業の第一段と定め、白浜事業用地に戸建て及び集合住宅を建設、タイムシェア型(所有者が利用しない期間は宿泊施設として活用)商品を開発し、主に中国国内の投資家へ販売する計画を策定した。この計画では建物建築資金が必要となるため、ASIAN STARが事業用地を提供、共同事業者が建物建築資金を提供し、両者で土地建物を販売して収益を分配するという共同事業スキームでこの計画を進めることとし、その共同事業パートナーを探していた。
このような状況の中、共同事業パートナーの候補の1社である上海兆世より、共同で開発・販売を行うスキームではなく、上海兆世が白浜事業用地の保有会社であるTYインベの出資持分全てを取得し、単独で事業を進めていきたいとの申し出があり、この譲渡により約3億円という利益が計上できる見込みであること、短い投資期間で十分な投資利益を獲得できること、また、この譲渡により回収した資金を不動産販売事業及び検討中であるインバウンドに関連する新規事業の投資資金に充当することで、ASIAN STARグループのさらなる業容拡大につなげることが見込まれることなどから、今回の譲渡を決定したもの。