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積水化学工業、米国子会社を譲渡 北米におけるコンストラクション事業から撤退
住宅関連事業や高機能プラスチックの製造などを手掛ける積水化学工業【4204】は、管路更生事業について北米エリアの構造改革を実施し、工事会社HEITKAMP, INC.(以下「ハイトカンプ」)を、大手建設会社Michels Corporation(以下「マイケルズ」)に、2016年5月31日付で譲渡したと発表した。
積水化学工業の環境・ライフラインカンパニーでは、2005年8月にSEKISUI SPR AMERICAS,LLC.を設立し、アメリカでの管路更生事業をスタート。2007年12月には、東海岸北部を中心に管路調査から施工まで幅広いビジネスを展開するハイトカンプを買収し、米国における工事機能を一元化することで、事業の拡大を図ってきた。
しかしながら、競争激化による受注価格の低迷により、近年は営業損失を計上する状況が続いていた。
この事業においては、これまでも継続的な構造改革を実施してきたものの、さらなる収益性改善を図るには抜本的対策が必要と判断。今回の譲渡により、ハイトカンプの全株式を米国のマイケルズに譲渡し、北米におけるコンストラクション事業から撤退するもの。