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日立金属(5486)、インドの自動車鋳物製造会社を買収へ

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日立金属(株)【5486】は、技術・販売提携関係にあるインドの自動車鋳物製造会社を子会社化することを発表した。自動車用鋳物の高靱性ダクタイル鋳鉄HNMの生産・供給体制構築が狙い。需要の大幅な増加が期待されるインドにおいて、需要対応を図る。インドでの自動車生産台数は、2013年の390万台から2020年には700万台を超えると予想され、市場としての重要性がさらに高まると考えられている。それに対応するべく、インドでの生産・供給体制の構築が必要となっていた。2013年2月に、日立金属およびNam Yang Metals Co. Ltd.(以下 南陽金属)は、インド系に加えて日・米・欧系自動車メーカーに顧客基盤を持つインドの RPS VIKAS Castings Pvt. Ltd.(以下 RPSビカス社)*4およびGarima Vikas Metals Pvt. Ltd.(以下 ガリマビカス社) と、自動車用鋳物について技術・販売提携を締結。これまで技術指導を行うなど生産・供給体制の構築をすすめてきたが、急速に拡大する需要に対応し、さらに生産・供給体制の構築を加速するために、両社を子会社化するにいたった。日立金属グループの南陽金属とHitachi Metals Singapore Pte. Ltd.が、技術・販売提携関係にあるインドのRPSビカス社とガリマビカス社に資本参加することで、日立金属グループが51%を出資する。また、従来から高靱性ダクタイル鋳鉄HNMの生産を行う日本(真岡工場)、韓国(南陽金属)、米国(Hitachi Metals Automotive Components USA LLC)に、今回のインドを加えることで、世界4極での生産・供給体制となる。