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大同特殊鋼、大同興業を簡易株式交換により完全子会社化 企業価値向上へ

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特殊鋼専業メーカーである大同特殊鋼【5471】は、連結子会社であり溶接機、切断機、燃焼機など機械工具の専門商社である大同興業と、平成28年10月1日を効力発生日として、大同特殊鋼を株式交換完全親会社、大同興業を株式交換完全子会社とする株式交換を行うと発表した。

大同特殊鋼は、車載分野でのターボ部材事業、磁石事業、ステンレス製品事業、粉末製品事業及び高合金事業を成長領域と位置付け、これら事業への注力を重点施策として掲げている。更に、海外ネットワークの拡充も重要な課題であり、グループの海外売上高比率を 30%まで引き上げることを目標としている。

一方大同興業は、大同特殊鋼グループの流通商社機能及び原料・資材調達機能を担う中核会社として事業を展開、特に海外に多くの拠点と人材を有しているほか、グループにおけるターボ部材事業、磁石事業、高合金事業の営業にも深く関わっている。

このような状況のもと、大同特殊鋼は、大同興業の有する海外拠点と人材を最大限活用してマーケティング力の強化を図るとともに、ターボ部材事業、磁石事業及び高合金事業にかかるノウハウと経営資源を融合することで、商品開発から量産に至る一貫した事業モデルの構築を更に加速させていくことが、グループのさらなる成長に向けて必須であると考え、今回の完全子会社化を決定したもの。

今後、厳しさを増す事業環境の中、グループ経営の機動性と柔軟性を高め、一層の企業価値向上を図る考え。