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ナック、ケイディアイを子会社化 収益力強化へ

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ダスキン事業やボトルウォーター事業等を手掛けるナック【9788】は、ケイディアイの株式を取得し、子会社化すると発表した。

ナックは、2002年より住宅事業に参入し、子会社「レオハウス」のブランドで主に20代後半から40代の一次取得者に向けて高品質・適正価格な注文住宅を供給し、注文住宅系の地域ビルダーとして、業界内で確実なシェア拡大を図ってきた。更に、2013年には東 北地方で同じく注文住宅事業を展開しているジェイウッドの子会社化を行い、さらなる市場シェアと商圏の拡大を行っている。

近年の新築注文住宅市場においては、消費増税の先送り予測や景気先行き不透明感など短期的には不安定さが増しており、また、長期的には少子高齢化に伴い顧客ニーズが多様化し、注文住宅以外の選択肢を求める顧客も増加する事が予想される。

今回株式を取得するケイディアイは、1989年に目黒区自由が丘にて創業。現在は中央区銀座に事務所を構え、東京、神奈川、千葉、埼玉の一都三県を中心に住宅事業を展開している。また、同社の特徴として、売上の大部分が土地売買及び建売住宅販売という不動産販売事業にて構成されている点が挙げられる。

ケイディアイの株式を取得することにより、ナックの住宅事業にこれまでなかった不動産系の販売ノウハウを獲得することになり、また、首都圏に商圏を構える住宅企業がグループに加わることで、首都圏内の顧客に複数の選択肢を提示することが可能となる。今回の株式取得は、変化する住宅業界市況に対応し、今後の収益力及び顧客満足度のさ らなる向上に寄与するものとしている。