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東京海上HD、ベトナム現地法人の出資比率引上げ 子会社化へ

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大手損保グループの持株会社である東京海上ホールディングス(以下「東京海上HD」)【8766】は、子会社であるトウキョウ・マリン・アジア(以下「TMAsia」)を通じて49.0%出資しているベトナムの損害保険会社であるバオベト・トキオ・マリン(以下「BVTM」)への出資比率を51.0%に引き上げることで合意したと発表した。

東京海上グループは、1996年に現地最大の保険グループであるバオベト・ホールディングス(以下「BVHD」)と、外資企業として初の合弁保険会社を設立、その後20年にわたってベトナムにおける損害保険事業を展開している。

ベトナムは安定した経済成長と、保険ニーズの高まりによって、近年東南アジアの中でも高い成長率を実現しており、2015年度は約1700億円(現地保険当局調べ)の損害保険マーケットとなっており、9000万人超の豊富な人口と、若年層人口割合の高さと相俟って、引き続き東南アジアで高い成長が期待されている。

このような状況の中、東京海上ブランドの更なる浸透と、損害保険事業の展開の加速を目的に、BVHDからBVTMの出資分2.0%を取得し、出資比率を51.0%に引き上げ子会社化するもの。