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新日本科学、上海に合弁会社設立 中国人富裕層向け医療事業開始
前臨床試験研究受託等を手掛ける新日本科学【2395】は、上海世茂股份有限公司(以下「上海世茂」)との間で、中国人富裕層向けの医療事業を目的とする合弁会社「上海茂科有限公司」(以下「茂科」))を上海に設立すると発表した。
上海世茂は、世茂集団のグループ企業の一つとして知られており、中国、香港を中心に50万戸以上の不 動産を富裕層向けに販売している。世茂集団の顧客には、高度な医療技術を有する日本の医療を求める高いニーズがある。他方、新日本科学が自社所有するメディポリス指宿(鹿児島県指宿市)敷地内に位置し、新日本科学が中心となって設立 した一般財団法人メディポリス医学研究財団(以下「メディポリス財団」)に所属するメディポリス国際陽子線治療センターにおいては、中国人患者に対してがんの先進医療である陽子線治療を日常的に行っている。加えて、メディポリス財団に所属するメディポリス東京クリニックは、中国人患者の診療を実施したいとする日本国内の10以上の大学病院や大手の医療機関との提携を進めており、これらの医療機関に対して、茂科と協力して中国人富裕層の患者を紹介する計画がある。
今後、茂科は、メディポリス財団の上記二つの医療機関と業務提携契約を締結し、中国人患者に対して、健診、がん治療、病院紹介、医学コンサルタント、セカンドドオピニオン、治療後のフォローアップ支援などのサービスを提供する予定となっている。