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大崎電気工業、大崎エンジニアリングに対する公開買付け開始 完全子会社化へ

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計測制御機器大手メーカーの大崎電気工業【6644】は、大崎エンジニアリング【6259】の普通株式を公開買付けにより取得すると発表した。なお、大崎エンジニアリングは本公開買付けに賛同の意見を表明している。買付け等の価格は、普通株式1株につき、金800円。

大崎電気工業グループは、電力量計、監視制御装置、配・分電盤等の製造・販売を行う「計測制御機器事業」、センサーデバイス・高機能デバイス関連装置やエネルギー・照明関連装置他、フラットパネルディスプレイ(以下「FPD」)関連装置の設計・製造・販売を行う「FPD関連装置事業」、不動産の賃貸を行う「不動産事業」を展開している。

一方、大崎エンジニアリングは、大崎電気工業が「FPD関連装置事業」を展開するための中核となる会社(大崎電気工業の100%出資子会社)として平成2年4月に設立されたが、平成21年の金融危機に端を発した景気の悪化により業績は悪化。業績回復に向けた抜本的な施策が必要な状態にあり、受注戦略やコスト構造の抜本的な見直しに着手することが喫緊の課題であるとしている。

これを受けて、大崎電気工業は今後の成長戦略及びグループ全体の企業価値向上のための施策について、継続的に検討した結果、大崎エンジニアリングを完全子会社化することにより、大崎電気工業から大崎エンジニアリングに対してより一層経営資源を 投入することで新規顧客の積極的な開拓が可能になり、かつ短期的な収益悪化のリスクを伴うものの中長期的に付加価値の高い製品への取り組み等を通じた受注戦略の抜本的な見直しが可能となることに加え、経営の一体化に伴うコスト削減も期待できることから、グループ全体の企業価値の向上につながるものであるとの結論に至ったもの。

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