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三井物産、米国の家畜飼料添加物メーカーの増資を引受け 飼料添加物事業を拡大

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総合商社の三井物産【8031】は、日本曹達【4041】と共同で出資する米国の家畜飼料添加物メーカー、Novus International, Inc.(以下「Novus」)が今年5月に実施する増資を全額引き受けると発表した。今回の出資によりNovusへの出資比率は三井物産80%、日本曹達20%となる。

Novusは、1991年に三井物産と日本曹達が共同で米モンサント社の飼料添加物事業を買収して設立した企業である。飼料添加物は鶏や豚、牛など家畜の成長促進や健康維持に効果を発揮することから、世界的な食糧増産を背景に需要は堅調に伸長している。中でも必須アミノ酸の一つであるメチオニンは、鶏の成長促進に不可欠な栄養素であり、Novusは主力商品メチオニンの世界トップメーカーの一つとなっている。

三井物産は、今回の増資を通じてNovusの経営基盤を強化し、メチオニン事業とその他の飼料添加物事業を成長させる。特に北米におけるメチオニン製造能力の拡大を成長戦略の要と位置づけ、それに向けたプラントエンジニアリングなどの検討を加速させるもの。