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クレオ、イアスを連結子会社化 経営課題解決へ

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持株会社のクレオ【9698】は、連結子会社であるクレオソリューションが、イアスの全株式を取得しクレオソリューションの子会社とすると発表した。なお、取得価額は30百万円だが、クレオソリューションがイアスに貸し付けた分を現物出資するため、本件株式取得に際して新たな現金支出の発生はない。

イアスは独立系ソフトウェア開発会社として、数社の大手システムインテグレーター等からの受託開発を行うほか、内部統制に対応した文書管理ソフト「QuickBinder」の開発、販売も行うなど、優良な顧客基盤と基幹系業務に精通した多数の優秀なエンジニアを抱えている。しかしながら、「QuickBinder」の製品品質改善のために多額の投資資金を要したことに加え、受託開発事業における不採算プロジェクトの発生等により資金繰りが悪化し、平成27年8月21日に民事再生法の適用を申請、クレオソリューションが民事再生手続き中のイアスに対する経営再建支援を行なってきた。

一方のクレオソリューションは、システムやネットワークの構築から、各種業務アプリケーションの開発を行っており、今後のさらなる成長に向けて顧客基盤とソリューションを拡張すること、国内のIT需要の高まりに対応する中で技術者を早期に確保することが重要な経営課題となっている。

クレオソリューションはスポンサーとしてイアスを支援することで相互の事業の拡大が図れると判断し、積極的な営業支援と財務支援を行ってきた。今回「QuickBinder」を含むイアスの製品、技術、人財がクレオソリューションの経営課題の解決と今後の成長に資すると判断し、子会社化するもの。