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三菱樹脂、米国のエンプラ加工メーカーを子会社化 エンプラ事業の基盤強化へ

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合成樹脂製品の製造及び販売を行う三菱樹脂は、連結子会社であるQuadrant AG(以下「クオドラント」)が、米国のエンジニアリングプラスチック加工メーカー(以下「エンプラ」)加工メーカーであるPiper Plastics, Inc.(以下「Piper」)を完全子会社化すると発表した。

Piperは1980年に設立、米国とタイに製造・販売拠点を有し、高水準の成形加工技術、切削加工技術により、得意とする医療・半導体・航空機各分野へエンプラ加工製品を供給している。

クオドラントグループは世界20ヶ国に拠点を有し、エンプラ加工製品のほか、ガラス繊維複合材、射出成形品などの事業を展開、エンプラ事業については、クオドラント傘下の事業会社であるQuadrant EPPが、医療分野、半導体分野、産業機械部品分野向けに、米国・欧州・アジアなどにエンプラ加工製品を供給している。

今回の株式取得により、クオドラントグループは、今後も成長が見込まれる医療・航空機分野への販路拡大などQuadrant EPP事業とPiper事業とのシナジー実現を図り、また、Piperから取得する高水準加工技術により、付加価値の高い新製品を顧客に提案、提供することを通じて、さらなるエンプラ事業の基盤強化を目指すもの。