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日立金属、米国の連結子会社2社を合併 北米自動車鋳物事業のシナジー拡大へ
金属製品製造販売の日立金属【5486】は、100%子会社であるWaupaca Foundry, Inc.(以下「WFI」)を存続会社とし、同じく100%子会社であるHitachi Metals Automotive Components USA, LLC(以下「HMAC」)を消滅会社とする吸収合併を行ったと発表した。
日立金属は、鉄鋳物事業の抜本的強化とグローバルな中長期的成長を目的に2014年11月に世界最大の鉄鋳物サプライヤーであるWFIの買収・完全子会社化を実施。以降、北米で同じく鉄鋳物事業を行ってきたHMACとのシナジー発現に取り組んできており、これまでにWFIの製造ノウハウ、調達能力等をHMACに展開することで、HMACの生産効率向上、材料調達コスト削減などの成果が発現している。2015年4月からはHMACの主要役員をWFI役員が兼務することで、実質的には一体経営をしてきた。
今回の合併により、さらなる経営の効率化を図るとともに、両社の強みをいかした最適生産再配置や拡販等を実現し、シナジー効果の一層の拡大およびグローバル市場での成長を目指すもの。