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レセプト債販売のアーツ証券、破産開始決定

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2月1日に破産を申請し、同日保全管理命令を受けたアーツ証券は、3月31日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には保全管理人だった加々美博久弁護士(加々美法律事務所)が選任された。

アーツ証券は、ブティック型証券会社として金融商品の取引を手掛け、一般投資家やオーナー企業向けに資産運用アドバイスや資金調達等に関する情報などを提供していたほか、金融商品の販売を行い、平成27年3月期には営業収益5億5700万円をあげていた。また、オプティファクターなど関連会社が扱っていたレセプト債(医療機関の診療報酬を証券化したもの)を販売していた。

しかし、オプティファクターが27年11月、破産開始決定を受けたことで、当社の動向が注目されていたところ、28年1月29日、証券取引等監視委員会からの処分勧告により関東財務局から行政処分を受けたため事業を廃止し、法人を清算することで今回の措置となった。

帝国データバンク及び東京商工リサーチによると、負債は債権者約529名に対して59億1499万円。