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水産品輸入卸の築地実業(旧:日本マリン) 、特別清算開始決定

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築地実業(旧商号:日本マリン)は、1月14日、東京地裁より特別清算開始決定を受けた。

築地実業はチリ産の養殖サケや地中海沿岸・オーストラリア産の培養マグロを中心に、イワシや銀ダラなどの水産物輸入卸を手掛けていた。全国各地の仲卸業者に販路を構築し、近年は年間売上高約80億円で推移。平成27年1月期はサケ相場の上昇が追い風となって売上高約132億8,500万円をあげていた。

しかし、収益面では漁獲量や相場の変動による影響で安定せず、デリバティブ損失もあって財務内容が悪化し、27年1月期には債務超過に陥っていた。そうしたなか、27年11月19日に新会社の日本マリンを設立して業務を移管し、11月30日、日本マリンから現社名に変更し、同日の株主総会の決議により解散していた。

東京商工リサーチによると、負債総額は約46億8,700万円(平成27年1月期決算時点)。

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